24th March 2021

担当:関戸 有里(日本ERI)

【 BIMの活用による建築物の環境負荷低減についての研究 】

  • スイスの林業と木材産業におけるデータ活用。
  • スイスでは、7つの基本要件に対し、その要件を満たしていることを示す根拠が必要になる。そこで、必要となるコンポーネントを国際標準であるIFC4に基づいたデータ化を行い、そのデータをAPIでつなぐことで、必要となる状況に応じた情報を取り出すことができ、最適化したデータを受け取ることが可能となる。また、その3Dデザインを取り込むことで、図面を書くということが無くなる。
  • 設計初期段階で使用したジェネリック情報は、計画後期になろうとも同じ情報を維持しなければならないことに注意が必要。
  • コンクリートは、環境に非常に大きな影響を与えている。EUでは、建設が与えるその影響を減らすための政策目標が掲げられており、国際調達に関する連邦法が2021年に改訂、発行された。これにより、品質に関する基準が強化、価格競争から脱却しようとしている。
  • そこで注目されているのが木造であり、再生可能な木を使うことで持続可能な建物を作ることが出来る。建物を建築する際は、ライフサイクル全体を考慮して検討することが必要となる。