24th March 2021

担当:足達 嘉信(鹿島建設)

【Product Room運営委員会およびGS1からの最新動向】

建設ライフサイクルに関わる様々な産業分野で進んでいるデジタルデータを、サプライチェーンとして統合する試みDigital Supply Chain in Built Environment (DSCiBE)が展開されてきている。この動きには、ISO, buildingSMART, GS1などの標準が関わっている。

スウェーデンの木質部材を扱うプロジェクトにおいて、設計情報に含まれる部材の情報と木材製品情報を、BIMデータのデータ辞書相互接続に関する国際標準(ISO 23386)、BIM属性情報テンプレートに関する国際標準(ISO 23387)およびGS1標準によってデータ連携していく構想が発表された。具体的には、部材の受発注、配送などのプロセスにおいて、GS1標準の以下の識別情報の仕組みを活用するとされている。

  • Global Location Number (GLN)
  • Global Trade Item Number (GTIN)
  • Serial Shipping Container Code (SSCC)
  • Global Shipment Identification Number (GSIN)