19th March 2021

担当:和泉 智也(鹿島建設)

本セクションはConstruction Room Switzerland(以後CR-Switzerland)による活動概要の報告とB2F(BIM to Field=BIMの建設現場適用)の事例紹介、高機能ホワイトボードアプリMiroを利用したワークショップで構成されている。活動概要としては、2019年のCR-Switzerland発足からコロナ禍以前に行っていた現場見学の様子や、コロナ禍以後の情報収集や動画によるアウトプットを紹介。B2Fの事例紹介では、はじめに施工用BIMモデルには大きく6種類の利用目的があると述べた上で、それらの目的に応じたデータフローを紹介している。例えば、大規模複合施設プロジェクトの紹介では、それぞれ目的や工種の中で必要なモデルビューをMicroMVDと定義。適用プロジェクトの規模に関わらず、全体モデルではなくMicroMVDの組み合わせを利用しなければならないと主張している。紙の図面を用いずにモデルベースで配筋工事を行った事例の紹介では、Tekla model sharing上のモデルをタブレット端末で再生することにより、配筋に必要な情報をモデルのビュー内でアクセスできる仕組みや、現場の作業員を遠隔の専門家が支援する体制を紹介した。