18th March 2021

担当:山本 愛(鹿島建設)

Bexel ConsultingのSenior BIM Manager、Mileta Pejovic氏による、開発中のBIMマネジメントプラットフォームを活用したパラメトリック・ジェネレイティブデザインの展望についての発表。パラメトリックデザインは様々な制約条件やパラメーターに基づいて設計するものであり、信頼性・経済性・耐久性・効率性を提供し、様々な産業において実用されている。開発中のプラットフォームでは、AIアルゴリズムを用いて様々なパラメータを同時に変化させながらリアルタイムで数百の代替シナリオを検証するジェネレイティブデザインアプローチが目指されている。設計者は、設計の最終決定前に数多くのオプションを検証し、各指標毎の評価順位を提示されることにより最適解を導き出すことが可能になる。BEXELは更に、このジェネレイティブデザインのプラットフォームとBEXELのコスト/スケジュールデータエンジンとを掛け合わせることにより、個別の原価、リソース、数量に基づく複数のシミュレーションを可能にすると共に、品質管理の自動化や正確性及び生産性の向上を図りデータドリブンな意思決定を後押しする。Cost and Time-drive analysisプロセスは、ジェネレイティブデザインの結果を用いて5つのステップにより自動で5Dのコンストラクションシミュレーション結果を複数アウトプット、それらを比較検証し最適案を選ぶことになる。