23rd March 2021

担当:安井 謙介(日建設計)

bSIにおけるFMの主導について概要説明。①FMH-EMプロジェクトの概要、②FMとopenBIMの関係について、③プロジェクトの体制、メリット、スケジュール、予算等、④具体的な進め方の4セッションがあり。ここでは①②を中心にレポートする。

①FM Handoverとは設計・施工フェーズから運用フェーズに代わる際に運用に必要な情報を引き渡すことを指す。O&M(Operation & Maintenance)のシステムに使える形のデータ変換が求められ、単なるデータの所有権の話ではない。設計・施工計画時の記録、竣工情報、デジタルツイン、CMMS、CAFM、IWOMS等、OpenBIMデータとして様々な活用が考えられる。米国や英国のCOBieが有名だが各国に規格がある状況であり、bSIとして共通の指針を示すことを考えている。

②FMとopenBIMの関係についてオランダのケースを紹介。ユースケースとして空港の清掃、政府建物のワークプレイス管理、大学での空間管理、病院での資産管理、共同オフィスにおける食堂施設等の事例(https://www.youtube.com/watch?v=_beeFtrgQJE&feature=emb_logo