25th March 2021

担当:山本 愛(鹿島建設)

鹿島建設は2020年、経産省が東京証券取引所と共同で選定する「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2020」に選定された。建設機械の自動化による建設生産プロセス変革、BIMやIoTを活用し建設現場内の資機材や人の動きなどをモニタリングするデジタルツイン、更には建物の維持管理段階やスマートシティへのデジタルツインの導入が高く評価された。本発表では、施工フェーズへのデジタルツイン事例として、製作から運搬、施工、検査などの進捗を一元管理するロジスティクスシステム「BIMLOGI」、維持管理フェーズへのデジタルツイン事例としてIFCデータを基調としたFMシステムを紹介。また、コロナ禍における新たな現場運営の在り方として、建設現場に設置したセンサーデバイスから取得する「空間データ」とBIMを一元管理するデータベース「鹿島ミラードコンストラクション(KMC)」を活用し、現場管理の遠隔化の方策を提案。今後もこれらのDXの取組みを推進し、将来的には温室効果ガス排出ゼロやSDGsの達成に尽力する姿勢を表明した。