18th March 2021
担当:バタ タマーシュ(鹿島建設)
Bexel ConsultingのVeljko Janjic氏による発表は、オープンIFCコミュニケーションとIFCインポート/エクスポートについて、BexelのCDEアーキテクチャを利用して行われた。焦点は、コストとキャッシュフローの追跡、進捗状況のモニタリング、スマートスケジューリングだった。ワークフローの段階として、ジオメトリとメタデータの検証、コスト仕様と量の計算、自動スケジューリング、そして、最終段階の進捗モニタリングについて説明された。
すべての解析はBIM環境で実行されている。主な利点は、自動化された建設スケジュールの生成と更新プロセスである。IfcGroups、IfcBuilding、IfcClassificationIdentifierなどのIFCプロパティは、自動スケジュール生成と最適化に使用される。公的に利用可能データベース、または、固有のデータベースからのコスト項目も要素に追加される例が紹介された。これには、コスト分類、数量式、リソースデータ、およびBIM要素クエリーのマシン読み取り可能データが含まれる。今後のスケジュール交換方式として4D schedule Ifc import/export MVD、及び、コストデータ交換方式として5D cost Ifc import export MVDが提案された。スタジアムやインフラプロジェクト等のための様々な方法論によるインテリジェントスケジューリングが紹介された。以上を踏まえて、進捗管理ワークフローがより詳細に説明された。工事現場からの進捗入力と連携した先見計画もあり、そのソリューションはAPIでスクリプト化することができ、最後に自動進捗レポートと分析について説明された。