18th March 2021

担当:関戸 有里(日本ERI)

【火災安全工学と人の動きについての研究 】

  • 2021年1月から火災に専門家を含めた専門家による会議を開催することとした。
  • 火災安全工学の開発をするために、まず、ユースケースの課題抽出を行った。この課題抽出から、様々な必要とする情報が理解でき、規制や火災安全工学において異なるケースを整理し、MVDの基礎となるマニュアルを作成することとした。
  • ユースケースでは、人の流れを分析、避難のシュミレーションや避難と安全の検証を行い、必要な情報を整理した。例えば、ショッピングモールやフードコートでは異なる動作となることや、オフィスビルと病院では、避難で考慮すべき点が異なるなど、様々なユースケースを考慮しなければならないことも理解した。
  • 火災時においては、建物内には滞在者の十分な場所が確保できているか、また、安全性を確保しながら避難するという統合的なシュミレーションを行い、避難時間がどれくらいかかるのかなど抽出した。また、エスカレーターやエレベーターの位置についても最適な場所がどこか、駐車場の最適化などを検討した。
  • 規制に係る建物用途をマッピングし、ユースケースの定義に使用できる統一的なリストを作成していく。
  • 検討の結果として、第一フェーズにおいて、IDMを作成中である。