24th March 2021

担当:古屋 弘(大林組)

IFC4.3のうち橋梁に関わる開発状況の確認と進行中のプロジェクトの総括が行われた。

  • IFCの実装にあたって対象とするユーザーは、エンドユーザーである‘Domain Expert‘、企画を推進するエキスパートなどを総称する’Technical Services’、そして開発者である’Software Vender’ であり、実装検証のプロセスに従いiFC4.3は進行している。対象構造物別にユースケースを定め、各Domain Expertが検証を実施している。今回のプレゼンテーションでは、道路、河川港湾、橋梁に関して概要が発表され、特に橋梁に関しては詳細な完了項目が示された。
  • MINnD Bridge にて橋梁に関するデータ辞書を検討し、ISO 23386 で定義。このため、MINnD Bridgeの辞書とIFC の辞書の整合を取る必要がある。
  • ASSHTOにて、用語が分かりにくいなどのIFC適用の課題、データディクショナリの更新方法を検討している。
  • bSイタリアにて、石造アーチ橋、台座形状の検討。アーチ造に必要な非平面構造のクラスの欠如、台座にIfcMemberを適用するなどの提案を行っている。